記憶方法の工夫
前回に引き続いて、テスト勉強などにおける「記憶」について考えて見ましょう。前回も少し触れた「短期記憶」に関連して、「長期記憶」というものもあります。中学高校で勉強した数学の公式はほとんど覚えていないのに、友達と観にいった映画のことはよく覚えてるってことないでしょうか。
これって楽しいことは覚えてるけど、楽しくないテストや勉強のことは覚えたくないということなんでしょうか?
思い出せるものは随分と昔のことでも思い出せるのに、思い出せないものは例え数分前のものでも思い出せないということがあると思います。これはいったい何故なのでしょうか?
こうした現象は、コンピュータのメモリとハードディスクと同様に、人間にも「短期記憶」、「長期記憶」というのがあるからだそうです。人間はまず、なんらかの情報が頭に入ってくると、短期記憶に一時的に送られます。ここでは、最大で1,2週間程度しか記憶しておくことはできません。そして短期記憶に置かれた情報の中で、脳が覚えておくに値すると判断した情報のみが、長期記憶に送られるそうです。
短期記憶に入った情報は、そのままにしておくと自然消滅してしまうので、長期記憶に入れるためには何らかの刺激を与えないといけないそうです。しかし、いったん長期記憶に送られた情報は一生消えることはないそうです。(もちろん、度忘れはありますし、強烈に嫌な思い出の場合、アクセスできないように封印してしまうということはあるかもしれませんが・・・。)